LightWaveでハニカムシールドっぽいものを作る
今回はハニカム構造のシールド・バリアっぽいものを作ります。
アニメの戦闘シーンでたまにハニカム構造のシールドが描かれているのを目にします。
ただこれモデリングする場合はどうやって作るんだろうと気になっていました。
今後のために作れるようになりたいので、試しに作ってみました。
球型ハニカムシールド
プリミティブ作成
ボールプリミティブからハニカムシールドを作っていくわけですが、いつもならグローブになっているはずです。
これをモザイクに変更。
すると三角だけで構成されたボールができます。
この時の分割数は適当に7くらいにしました。
細分化
この状態で細分化をします。
メタフォームを選択してフラクタルを0、最大スムース角度を179.0°。
これを実行すると・・・
このようになります。
もうこの時点で六角形と五角形が見えますね。
不要エッジを削除
あとは不要なエッジを削除していきます。
直接エッジを選択していくと日が暮れるほど時間がかかるので、もっと別の方法で選択します。
まずポイント選択モードにして3ポリゴンと4ポリゴンのプラスマークを押して選択。
この状態からエッジ選択に切り替え。
すると六角形と五角形のエッジだけが選択された状態になります。
次は選択を反転してエッジを削除。
これで不要エッジだけがが削除されたので・・・
完成
このようになんちゃってハニカムシールドができます。
六角形の中に五角形が混じった球型ハニカムシールドができました。
どこかで知った情報ですが球型の場合は、六角形だけでは構成できないようです。
なので少ないながら五角形が混じっているのが確認できます。
動画
こちらは動画に収めたものになります。
結構少ない手順で目的の形状に持ってこれたかなと思います。
壁型ハニカムシールド
プリミティブ作成
次は壁型のハニカムシールド。
ボックスから作ります。
奥行を0にして500mm x 500mm の正方形を作成。
三角形を作成
上部のポイント2つを選択して横にずらします。
正方形は500mm x 500mmでつくったので横には250mmずらしました。
そして対角線の一部をカット。
面を複製
“整列して複製" という機能を使って最初に横方向に複製します。
数は適当に15としてx軸のオフセットを500mmとしました。
y軸方向にも複製します。
通常の複製機能を実行して画像の数値を入力して実行。
横には三角形の半分動いてほしいので250mm、縦には三角形一個分ずつずれて欲しいので500mmとしました。
ポイント結合
これで見た目は三角形で構成された板ポリになりました。
ただ内部的にはポイントが繋がっていない状態なので、ポイントの結合を実行します。
細分化
細分化を実行。
ここまでくると先ほどの球型ハニカムシールドとほぼ同じ手順でいけます。
あとは要らないエッジを削除するだけです。
不要エッジを削除
ポイント選択モードにして2ポリゴンと3ポリゴンのプラスをクリックして選択。
そしてその選択を反転させます。
ポイント選択からエッジ選択に切り替え。
これで不要エッジだけが選択されるので削除します。
完成
あとは周辺の不要部分を削除すれば完成です。
平面の場合だと六角形だけで構成されたシールドになることが分かりました。
動画
文言だと分かりにくい部分もあるかと思い、こちらも動画に収めました。
ちょっと長めの動画になっています。
これで球型ハニカムシールドと壁型ハニカムシールドのモデリング方法がわかりました。
意外と簡単にできてびっくり。
もう少し時間かかるものかと。
今後も気になったものをモデリングして知識を蓄えていきたいと思います。
以上です。
お疲れさまでした。
使用したツール
- MP4:Bandicam
- モデリング:LightWave 2024.1.0