今回はパーティクルとインスタンスを使って光線エフェクトを作ってみました
光線エフェクトはアニメや映画の戦闘シーンでよく見ます
ただ、これを実際にどうやって作るのか、ずっと分からずにいました
どうすれば良いのか?
Blender など他のソフトでは見かけるんですけどね・・・ん~
LightWave だとあっても手法が古くて、映像も見づらくてちょっとよく分からない・・・

じゃっく
こりゃ あかんわ
なんとなく「効果を付けたオブジェクトを複製して飛ばすんだろうな」という考えはあったのでパーティクル関連で動画を漁ってみました
すると、自身の考えに近い動画があったので、そちらを参考にテスト
結果、光線エフェクトを表現することに成功しました
なるほど、そうすれば良いのかと学びを得たので、今回メモっていきます
準備
グロウ効果を付けたオブジェクトを用意する

実際に作る前に準備から
画像のような極細の針のなオブジェクトをモデラーで作成

じゃっく
ピンピンに細いと良いみたいです
レイアウトに読み込んで、マテリアルや各パラメーターを好きなように設定します

特殊効果としてグロウを適用
レンダリングをして状態を確認します

じゃっく
OK 問題無し!
このオブジェクトをパーティクルに乗せて、光線を作っていきます
手順
手順はシンプルに書くとこんな感じ
Null オブジェクトを新規に作って、オブジェクトプロパティから「エミッター」を追加します
エミッターはパーティクルを放出します
同時に同じプロパティ内にあるインスタンスから、「インスタンスジェネレーター」を追加
先ほど作ったオブジェクトを適用させます
あとは元オブジェクトを非表示にして、レンダリングすれば光線っぽいエフェクトができる、といった感じです
Null オブジェクトにエミッターを付ける

アイテムタブの追加項目から「 Null 」を追加します
ショートカットキーは Ctrl+N
名前は分かりやすいように ray_Null としました
編集を開いて形状や選択時の色などを好きなように変更して作成
もし、勢い余ってデフォルトのまま作ってしまった場合は、オブジェクトプロパティのアピアランスから「アイテム形状」を追加すれば、再編集できます

じゃっく
つい連打しがち

Null を選択した状態でオブジェクトプロパティを開きます
ショートカットキーは P
FX タブの FX 追加から「 FX エミッター」を追加して、パーティクルを放出するようにします

じゃっく
「エミット」には何かを発生・放出するという意味があります

「 FX エミッター」を開くと、文字が見切れてしまうほどのタブが出てきます
ちょっと身構えてしまいますが、今回変更するものは
- 生成タブ
- モーションタブ
の二か所だけなので、それほど難しくは無いはず
画像のように設定しましたが、変更した項目の意味はだいたいこんな感じです
- 発生数:生成 1 秒あたりに粒子を何個出すか
- 生成サイズ:エミッター自身の大きさ
- パーティクル制限:最大何個の粒子を出すか
- 速度:どの方向にどれくらいの速さで放出するか

ここで一旦再生して確認します

じゃっく
ビーーム
もうこの時点で光線っぽい
これにオブジェクトを乗せます
Null オブジェクトにインスタンスを付ける

インスタンスタブから「インスタンスジェネレーター」を追加
最初インスタンスとは何か?とよく分からなかったのですが、あるものを元に実体を作り出すもの、と認識しています

じゃっく
複製とは、ちょっと違う認識です

「オブジェクトを追加」からグロウ効果を付けたオブジェクトを選択

じゃっく
ray_Null じゃないことに注意
生成タブの種類を「パーティクル」に変更します
右下側にもいろいろパラメータがありますが、今回は設定せずにそのまま
元のオブジェクトを非表示にする

ここでもう一度確認
グロウ効果以外は VPR で確認できるので、動きを見てみると一つだけ動いていないものがありますね

じゃっく
これは・・・一体?
これはインスタンスに使った元のオブジェクトです
一部でも動いていないのがあると不自然なので、これは非表示にしましょう
シーン編集から「 A 」のチェックを解除
これで非表示にできます
結果
動画にしたものがこちら
イイ☆と思いましたが、ちょっと待った
ん~どこかで見たことあるような気が・・・

じゃっく
これはもうアレですわ
完全にスペシ〇〇〇k・・・モガッ!!
まあ でも悪くないと思いますw
もっと設定を詰める必要がありますが、とりあえず目的のものができました
完了です
まとめ
それではまとめを簡単に
- グロウ付きのオブジェクトを用意する
- 球よりも細長い針のような形が向いている
- Null にエミッターやインスタンスを付ける
- インスタンスの生成の種類はパーティクル
- エミッターの各タブで粒子や速度を設定する
今回はパーティクルとインスタンスを使って光線エフェクトを作ってみました
この手のエフェクト、一体どうやって作るんだろうとずっと気になっていたので、実際に作ることができてよかったです
パーティクルとインスタンス
これまでちゃんと使ったことが無かったのですが、火花を散らすなど面白い表現ができそうです
まだ分かっていないことも多いので、試しながら学んでいきます
では、お疲れ様でした~
おまけ
レンズフレアとやらを付け加えてみた
もうちょっと迫力を上げたいと思って、レンズフレアとやらを付け加えてみました

じゃっく
おぉん・・・ええやんけ
反射光をめちゃくちゃに上げたせいか、弾を連射しているような見た目になっていますね
でも、これはこれで良い感じ

レンズフレアの付け加え方は、まず新たにライトを追加
ライトプロパティの中にある「レンズフレア」を有効にすれば使えます

じゃっく
簡単だ
なんだかエフェクト作るのが面白くなってきました
もしかしたら今後エフェクト系のものが増える・・・かもしれません
参考資料
使用ツール
- 3DCG
- LightWave3D
- 動画
- Bandicam
- ScreenToGif
